ビールは、大好きだけど「麦芽」とか「ホップ」「ラガービール」とか「クラフトビール」とかよくわからない。。
この記事を書いている僕は、調理師免許とフードコーディネーターの資格を持っていて、飲食店で10年以上働いる経験がありビールとも深くたずさわってきました。
クラフトビールも10年以上愛飲している僕が、ビールの専門用語(略してビール語)を世界一わかりやすく解説いたします。
それでは、解説しますね!
ビールを造る時の専門用語8つ解説!
ビールとクラフトビールとは?
①ビール=麦芽(モルト)、ホップ、水を使ってを発酵させたお酒のこと。
➁クラフトビール=小さめのビール工場で作ったユニークなビール。
ブリュワリー、ブリュワーとは?
③ブルワリー(ブリュワリー)=ビールつくってる所。
④ブルワー(ブリュワー)=ビール作ってる人、職人さん。
麦芽(モルト)、ホップとは?
⑤モルト=麦芽の事、麦を発芽させたビールの原料
⑥ホップ=ビールに香り(アロマ)や苦みをつける植物
ちなみに
ビールの共通する原材料は
- モルト(麦芽)
- ホップ
- 酵母(イースト)
- 水
になります。
※(ヤッホーブルーイングYouTubeチャンネルより引用)
エールビールとラガービールとは?
ビールは、麦芽(モルト)を砕いて煮出した後、酵母(イースト)を入れて発酵させます。
その時の「発酵温度」により
- エールビール
- ラガービール
にわかれます。
何が違うかというと、、
⑦エールビール=発酵温度高め(20℃)で酵母(イースト)がタンクの上のほうに上がってくるビールのこと。クラフトビールの多くはエールビール
⑧ラガービール=発酵温度低め(10℃)で酵母が下の方にくるビールのこと。大量生産しやすい。日本の市販ビールのほとんどはラガービール
エールビールは、フルーティーか香りとまろやかな味わいでクラフトビールによく使われます。
ラガービールはキレ、のどごしが良いのが特徴で品質管理しやすく大量生産に向いています。キリンラガービールの「ラガー」はこれです!
日本の市販ビールはほとんど「ラガービール」です。
※(ヤッホーブルーイングYouTubeチャンネルより引用)
【ビールを造る時の専門用】をさらに詳しく解説します。
「ざっくり知ってたらいいや!」って方は、は読み飛ばしちゃってください!
モルト | 麦芽。大麦を発芽させ乾燥したもの。
焙煎の具合でたくさんの種類がある。 ・ペールエールモルト:代表的なモルト、淡い色が特徴。 ・キャラメルモルト:やや甘味のあるモルト、コクや濃い目の色をだす。 ・チョコレートモルト:ローストした香りが特徴のモルト、黒ビールを作る時に使用する。 |
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ホップ | ビールに苦みと香りをつけるハーブの事。
モルトを砕き煮て麦汁にした後の工程で投入される。 投入のタイミングや量、回数で香りや苦みが変化する。 また、ホップにも様々な種類があり ・香りをつけるホップを『アロマホップ』 ・苦みをつけるホップを『ビタリングホップ』 といいます。 ホップの例 ・カスケード・・・マンダリンオレンジ、グレープフルーツの香りが特徴 ・モザイク・・・パッションフルーツ、パインのような香りが特徴
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イースト | いわゆる『酵母』麦芽を煮出した麦汁に投入された酵母は麦汁の糖分を食べて、
・アルコール・・・度数に関係する。 ・二酸化炭素・・・炭酸に関係する に分解する。
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水 | ビールの90%は水。軟水と硬水で口当たりが変わります。
・軟水は『ラガー』向き ・硬水は『エール』向きさせることにより と言われています。 |
ラガービール | 『下面発酵』によりつくれたビールの事。
『下面発酵』とは・・酵母を低温(約10℃)で長く発酵させることにより、酵母が麦汁の下面に沈めて発酵させる製法。 雑菌が繁殖しにくく、大量生産に向いている。 日本で大量生産されているビールのほとんどはこの製法。 すっきりとした味わいが特徴。 |
エールビール | 『上面発酵』によりつくられたビールの事。
『上面発酵』とは?・・下面発酵とは反対に酵母をやや高温(20℃)で短い時間で発酵させ、酵母を麦汁の上に浮き上がらせ発酵する製法。 歴史は上面発酵の方が古い。 大量生産には不向き。 フルーティーで華やかな香りが特徴。 クラフトビールの多くが上面発酵で作られている。 |
ビアバーや酒屋などでつかうビール専門用語6つ解説!
IBUとSRMとは?
⑨IBU=国際的に決められた苦みの基準値。
低いと苦みが弱く、高いと苦みがつよい。
⑩SRM=アメリカで決めた色の基準値。
低いと色がうすく、高いと色が濃くなる。
ちなみにヨーロッパでは「EBC」という色基準値が使われています。
ドラフト、タップとは?
⑪ドラフト=樽詰からグラスに注ぎだされたビールのこと。世界的には「ドラフトビア」=「生ビール」とは限りません。
⑫タップ=ビールサーバーの注ぎ口のこと。
ダブルタップは注ぎ口が2つという意味。
手前に倒すとビールがでて、後ろに倒すと泡がでる。
【シングルタップの家庭用ビールサーバーNBC-40】
【ダブルタップの家庭用ビールサーバーDREAMBEER】
ボディ、アロマ、フードペアリングとは?
⑬ボディ=飲んだときの重たさ。アルコール高めでゴクゴク飲めないものは「フルボディ」。アルコール低くゴクゴクすっきり飲めるものは「ライトボディ」
⑭アロマ=ビールの香りのこと。ホップや麦芽の種類などでさまざまな香りがあります。
⑮フードペアリング=ビールに合わせた料理やおつまみ。ビールの種類(スタイル)であう料理もかわる。
【ビール専門店などで使われる専門用語】をさらに詳しく解説します。
「ざっくり知ってたらいいや!」って方は読み飛ばしちゃってくださいね。
IBU | IBU(International Bitterness Units):国際苦味単位
国際的に決められた「苦み基準値数」の事。 低いと苦み弱く高いと高いと苦みが強い。 ちなみに、 キリン一番搾りはIBU21 エビスビールはIBU25 |
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ドラフト | いわゆる「生ビール」の事。
お店でタップから注いでいるのが、 「ドラフト(生)ビール」 |
タップ |
ビールサーバーの注ぎ口のこと。
「ダブルタップ」は注ぎ口が2ヶビールサーバーの事。 |
ボディ |
ビールの「のどごし」「飲み口」の事。
ライトボディ・・・すっきりゴクゴク飲める フルボディ・・・ゆっくり味わう。ワインやウイスキーの飲み方に近い。 |
SRM | SRM(Standard Reference Method)
SRM は、米国醸造化学者学会が採用した、 アメリカを中心に使われている「ビール色基準数値」の事。 低いほど薄く高いほど濃い 2~6:ゴールド 7~13:琥珀色 14~17:鋼色 18~21:茶色 22~29:こげ茶 30以上:黒色 ※ヨーロッパ醸造協議会による規格である EBC (European Brewery Convention) というヨーロッパで使われている色基準もある。 |
ペアリング | そのビールに合った食事・おつまみのこと
ワインで言う「マリアージュ」 |
いかがでしたでしょうか?
ビール語お分かりになられましたでしょうか。
ビールがますます好きになって「ビアバーと同じくらいのおいしいビールを家庭で飲んでみたい!」って方はぜひこちらもご覧ください。
それでは、またおもしろビール情報発信してゆきます!
ちゃお!